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「第55回報知アユ釣り選手権・オーナーカップ」予選が佳境に入った 。京都9日、桂川京都・上桂川予選は110人が参加し、予選開催された。8戦ざ最終決戦へ釣った尾数で腕を競い合い、士い・上2年連続で予選を突破した清原裕之選手や、第5釣り1、報知2回戦で最高釣果を挙げた吉田正巳選手ら8人が決勝大会(8月2、アユーナーカップ3日、和歌山・有田川)出場を果たした。
主催 報知新聞社
協賛 (株)オーナーばり
協力 上桂川漁業協同組合
この日の天気は曇りで軽風。ほぼ平水 、濁りはなかった。日差しがなく、ノッティンガム・フォレスト 対 ニューカッスル水温が上がりにくい状況もあって 、1回戦ではエリアによって釣果にばらつきが出た 。釣れたアユの平均サイズは18センチと大きく 、21センチ級も交じった 。
1回戦は110人が、4つのブロックに分かれて競った 。試合は約2時間 。各9位タイまでの計48人が2回戦に進出した。2回戦は2時間で、第2、3ブロックを使用 。それぞれ上位4人の計8人が決勝大会に進出した。第3ブロックでは 、3人が残る2つ出場枠をめぐる早掛けのプレーオフとなり、最後のひとつは抽選になった 。※ブロックと入川順は抽選で決定 。プレーオフはオトリ1尾で15分のセットを2回、決着しない場合は抽選で勝者を決定する 。
予選突破者の2回戦での戦いぶりは以下の通り 。※選手名下の()内は使用したハリと水中糸 。
【②ブロック】吉田克巳選手(楔7・5号ダブル蝶バリ 、ザイト・メルファ複合メタルMH0・07号)は「後ろを付いてきたアユが追い込みをかけた時に口掛かりする」とダブル蝶バリを駆使しての勝利 。5年ぶり4回目の出場権を手に入れた。「関西の川なんで恥をかかないようにしないと」と気持ちを引き締めた 。
宇都宮仁司選手(一角7号4本イカリ 、ザイト・メルファ複合メタルMH0・05号)は「人が歩くような浅い所を攻めた 。最後の報知 。何としても上がりたかった」と5年ぶり8回目の決勝大会へ。3回戦プレーオフで敗れた経験があり「まだその先へ上り詰めていない。最低でベスト8」と3回戦ボーイの名を返上だ。
廣庭晃大選手(秀尖6・5号4本イカリ 、ザイト・フロロ鮎0・2号)は初の決勝大会進出 。「クジが悪かったので開き直れたのが良かったかな」と空いてるポイントを探しての拾い釣りで数を伸ばした 。「有田川はお気に入りの河川。悔いを残さないように全力でやる」と25歳 。
浅川進選手(谺7号3本イカリ、複合メタル0・05号)は釣り荒れた瀬を捨て、瀬落ちを泳がせた 。「最初の1時間で7尾を釣って 、それっきり」と笑った。前半の貯金が効いて切符をゲット 。「得意な川なんでぜひとも勝ちたい 。勝って名人に挑む」と力強く宣言した。
【③ブロック】玉木功選手(谺6・5、7号 、一角ライト7号4本イカリ、複合メタル0・03号)は帰着すると「後3分ある」の声に 、再び竿を出した 。すると、直後に奇跡の1尾が掛かり、倒れ込むようにして旗タッチ 。「おかげでプレーオフにならずに済んだ」。4回目の参戦に「しっかり下見をして頑張りたい」
井上大輔選手(狐7号4本イカリ、複合メタル0・07号)は「石が大きいところはアカ腐れしてたんで 、玉砂利だらけのフラットなポイントを攻めた」と群れを見つけては狙い撃ち 。決勝大会初出場に「優勝目指して全力を出し切りたい」
清原裕之選手(一角ライト6・5号4本イカリ他 、複合メタル0・07号)はプレーオフでの勝利。「今日はバラシが多かったんでヒヤヒヤした」と流れが速い瀬のアユを慎重に取り込んだ 。「去年は1回戦負け 。2日目に残れるように頑張る」と2年連続4回目の出場 。
安田明彦選手(スティング7、7・5号4本イカリ、メタル0・08号)は抽選勝ちにガッツポーズ。プレーオフでもアユを掛けたが「慎重になりすぎて根掛かりした」と 、それだけに喜びもひとしおだ 。決勝大会4度目のチャレンジは「精いっぱい頑張ってベスト8に進みたい」と全力宣言 。(大塚 真哉)
小倉吉弘・競技委員長(京都RFC)「天気が良ければチャラ場や遊びアユがもっと釣れたかもしれない。しかし 、照り込みがなく水温が上がらない状態で 、瀬に付いたアユをいかにどう攻めたか 。一尾一尾をきれいに取った選手が上位になったと思われる。ここ数年 、上桂川予選を勝ち抜いた選手はベスト8以上に残っている 。予選を通過した8人は 、参加110人のトップとしていい成績を収めていただきたい」
◇寄贈 今大会の1回戦で選手が釣ったアユの一部を地元の高齢者総合福祉施設「豊和園」に寄贈した。
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